車離れ?されど車! / by Toshi Chino

 2018 年モデルの米国市場 価格に対しての価値 Top 10.
  米国にはConsumer ReportsというMagazineがある。色々な商品をテストしてランクずけをするがAutomobileの評価でも米国みんな一番参考にするMagazineだ。その理由は簡単だ。家の次に高い消費財といわれる車は価値のないモデルを買った後は修理費やら時間の無駄で大きな損をする。そのガイドラインがこのConsumer Reportsだ。
  メーカーや誰からも広告を受けず、Magazineの運営収入は読者の購読料だけに頼る。だから車の評価もMagazineを買うかインターネットでもお金を払わないと結果が見られない。そして車自体実際に覆面バイヤーがディーラーからこっそり車を買い最低6千マイルの走行テストを購入したあらゆる10万ドル以下のモデルにする。
  その他のチェック項目も多く、他の雑誌などの車のレビューは走行テストも簡単で短く車種も少なく、しかもメーカーからこれでもかという整備をした評価対象モデルを借りて記事を書くところとは比較にならない信用度がある。
  そこが最近 Washington Automobile Press Association で発表した2018年(昨年の9月から販売)の各部門でのBest Modelは下記だった。

  1。大型フルサイズ Pickup TruckーーーーーーーFord F-150
  2。大型セダン   Impala ーーーーーーChevrolet
  3。Minivan         Sienna    ーーーーーーーーToyota
  4. Midsized Car   Camry  ーーーーーーーToyota

  5。Compact  EV (Greeen)   Volt ーーーーーChevrolet
  6。Midsize SUV   Highlander  ———————Toyota
  7。Compact Car   Corolla —————————Toyota
  8。 Compact SUV  Forester —————————Subaru
  9。高級小型車  A4 ————————————Audi
  10。高級小型SUV   X3 ———————————BMW

Top に 4のカテゴリーでTop になったToyota は 米国では圧倒的な信頼を受けている。そして高級車部門のベンツ、BMW ,Lexaなどは値段に比べて果たしてその価値があるのか?で負けたらしい。
それとともに昔はアメ車はダメというイメージから這い上がったGMの名門シボレーも2つのカテゴリーに入り注目される。
米国でも若い人の車離れが目立ち Toyota Camryの平均購入者は約52歳だ。なんとかもっと若い人にどんどん買ってもらいたいというが若い人はSUV好みとインターネットのUBERやLYFT を利用しセダンはEVでも防戦気味だ。
各部門でのNo.2以下には日本車、特にHondaがチラチラ入っている。
ToyotaとHonda ! この二つの車のメーカーは米国では Cream of the Crop と呼ばれている。
辞書を引くとこの意味はーーーー Best of The Best という意味だった。
Mike Yamamoto